夏色キセキ 第12話「終わらないナツヤスミ」
キセキの無限ループから、自分の意思で抜け出すことを選択をする大切さ。
どこかで「御石様のキセキが最後に呪いのようになってた」という感想を観ました。
若いときに願う奇跡というのは、結局身の丈に合わないものが殆ど。
根拠の無い奇跡を願ってしまう(青春という)状況自体、確かに呪いと言えるのかも知れません。
そんな呪われた状況から自分の力で抜け出し、そして最後には自分の力で
キセキを起こそうと決意する4人。良い意味で期待通りのまとめ方だったと思います。
最後のまさかの無限タイムリープとか、入れ替わりとか、時間を越えて自分に会いに行くとか、
若いころに思いつくような奇跡が次々に起こり、個性的な4人(というか緑)がさらに話を面倒に
していくという、お約束ながらテンポの良い展開が毎回続いていて、個人的には春作品で
1・2位を争うくらいの作品でした。
OP/ED、挿入歌を含め、歌は素直に良いと思います。
空飛ぶくじらが流れたときは感動でした。GJ。
(追記)
ふと思って1話をもう一度見てみたのですが、12話最後の
「いつまでもずっと、4人が友達でいられますように」
という願い、実はきちんと叶えられていて、記憶がリセットされて1話に戻った、というオチなのかも
(記憶のリセットが無いと、きっと誰かがもう止めようと言い出すに違いないから)。
それならば1話の謎のタイトル「11回目の夏休み」も納得できる。あぁ、これはホラー作品だったのか。
そう考えと、真のエンディングを迎えるためのあと1話くらいは追加で作れそうな気もするなぁ・・・。