輪るピングドラム 24話 「愛してる」
ピングドラム=半分の果実=運命の果実を一緒に食べよう=愛してる
ピングドラムによって、「運命の乗り換え」が行われる
生きること自体、罪を受け続けるようなもの
ほとんどの子供は、「あらかじめ失われた子供」。
愛してるの言葉で救われ、運命がどんなに苛酷でも、きっと幸せを見つけられる。
ラストの多蕗&ゆりの会話が物語のまとめ、というところでしょうか。
「運命の乗り換え」から残された二人が印象的です。
「運命の乗り換え」がこの二人が対象外だったということは、きっとこの二人は現在満たされているということ。
乗り換え後の世界(陽毬の家族)は、きっと冠葉&晶馬の役割を両親がきちんと担っている世界なのでしょう。
普通に考えれば「普通の家族」なのですが、そうではないのが今の世の中なんですよね。
ちょっとしたきっかけで見える世界が変わる、というメッセージ性では「少女革命ウテナ」の
流れを引き継いだ形の作品だと思います。ラストの、平たく言えば「夢オチ」的な展開をきっと
批判する人もいるかと思いますが、個人的には納得できる畳み方でした。
良い作品でした、ありがとう!
それにしてもED後のHHHのCM、「Penguin-WAVE」がタイミングが良すぎる。
眞悧は呪いのようなものだなぁ。しびれるなぁ。