万博なのだけれど

今回の万博めぐりですが、万博を見たいというよりは、シーザー演出の群読「一粒の種」が見たいというのが大きかったのです。
個人的には、シーザー作品のおまけで万博も見るという感じ。

一応マンモスも見て、各国のブースも見てはまわったのですが、なんというか、長久手会場は派手ですけど薄いのですよね。印象に残るものが。企業ブースには、興味すら沸きませんでした。

万博は初めての体験だったのですが、期待していたのは
「テーマにそった万国の展示の競演」
だったのです。

けど、実際見て回ると、各国のパビリオンは観光案内と、お食事、物販コーナーに過ぎないなという印象でした。
そんなの、万博じゃなくとも、大使館のイベントとかでも味わえます。

一方の瀬戸会場。群読さえ見れればあとはいいやと考えていたのですが、むしろこっちの会場に求めていたものがあった気がします。
交通の便も悪く、パビリオンも少なく、とてつもなく地味な会場なのですが、展示の一つ一つが重く心に残りました。万国の展示は無いのですけど、愛・地球博らしいです。

一日だけしか万博には行けないので悔いは残るのですが、できることなら瀬戸会場でのんびり一日中すごしたかったと思います。
これから行く人は、派手さにとらわれず瀬戸会場も見るべきです。

ちなみにシーザー作品ですが、相変わらずのシーザー節でした。ただ、相変わらずですけど、非常にシンプルな内容です。
一般向けに理解しやすい、あまっちょろい表現なのかなと正直あまり期待していなかったのですけど、どんな場合でも普段の作品のスタンスを貫けるというのは本当にカッコいいです。

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